20年度の生保新契約がコロナ禍の対面営業自粛で18%減
生命保険協会が発表した2020年度の事業概況によると、加盟42社の国内の個人保険の新規契約数は前年度比18%減の1702万件であり、新規契約高は11%減の44兆1290億円だったことが報道機関より配信されました。
これは、新型コロナウイルスの感染拡大で各社が対面営業を自粛していた影響が出たためであり、金利の低下による外貨建て保険の販売減も響いたようです。
生保新契約18%減、コロナ禍の対面営業自粛で 20年度
（ 日本経済新聞 2021年6月8日 20:00 ）
生命保険協会が8日発表した2020年度の事業概況によると、加盟42社の国内の個人保険の新規契約数は前年度比18%減の1702万件だった。
新規契約高は11%減の44兆1290億円だった。
新型コロナウイルスの感染拡大で各社が対面営業を自粛していた影響が出た。
金利の低下による外貨建て保険の販売減も響いた。
大手生保、遅れるデジタル移行 新契約2年で4割減 対面営業自粛響く
（ 日本経済新聞 2021年5月26日 20:30 ）
新型コロナウイルスが日本の生命保険会社に対面頼みの営業モデルの限界をつきつけている。
大手生保4社の2021年3月期の新規契約の年換算保険料は8202億円とこの2年で4割強減り、10年ぶり低水準となった。
インターネット生保や海外勢はフィンテックを活用して契約をふやしており、大手生保は対面とデジタルをどう融合するかが課題になる。
日本生命保険、第一生命ホールディングス、明治安田生命保険、住友生命保険は15万人超の営業職員を抱え、顧客との関係性を強みとしてきた。
ところが、新型コロナの流行で対面営業ができず、21年3月期の新契約の年換算保険料は日本生命が25%減、第一生命が32%減と大幅減。
日生の朝日智司取締役専務執行役員は26日の会見で「見かけ以上に厳しい決算だった」と述べた。
好調さが目立ったのがネット専業生保だ。
ライフネット生命保険とアクサダイレクト生命保険の21年3月期の新規契約の年換算保険料は58億円と18%増え、22%減だった大手生保4社と対照的な結果となった。
外出自粛を余儀なくされた消費者がネット生保を選択するケースが増えたようだ。
海外では新型コロナウイルスが保険市場拡大の背中を押した面がある。
米生保会社審査情報センター（MIB）によると、米国の生命保険の申込件数は20年に、比較できる11年以降で最大の増加率となる前年比4%増を記録した。米オスカー・ヘルスなどインシュアテックと呼ばれる新興フィンテック勢が市場を開拓している。
世界のインシュアテック投資は年12%で成長しており20年は7700億円に達する。
三井住友海上火災保険が人工知能（AI）保険大手の米Hippo（ヒッポ）に360億円を投資するなど損保会社の同分野への投資は活発だが、営業利益率が2割ともいわれる国内大手生保の動きは鈍い。
各社はデジタルトランスフォーメーション（DX）で巻き返しを図る。
日生は20年6月、営業職員の端末にビジネス版のLINEを導入。
顧客のスマートフォンで提案書を受け取ったり、保険料を試算したりできる仕組みを取り入れた。
住友生命も21年1月から電話やビデオ会議サービス「Zoom（ズーム）」で提案してスマホから申し込み手続きを可能にした。
20年4～6月期に前年同期比48%減だった4社の新契約は21年1～3月期は1%減まで回復した。
もっとも、厳しい新契約状況がすぐに経営に影響するわけではない。
大手生保は長期的な契約の蓄積があり、新契約が少ない年でも一定の保険料が入る。
契約の残高は15兆円あり、すでにある契約分まであわせた保険料等収入は4社合計で6%減だ。
本業のもうけを示すグループ基礎利益は4社合計で前の期比0.9%減だった。
生保にとって明るい材料は資産運用環境の好転だ。
4社の資産運用収益は11%増の5.2兆円、含み益も17%増の28兆円となった。
日生は統計で遡れる1988年度以来の最高を記録した。
新資本規制をにらみ株式売却を進めた第一生命の国内株運用利回りは10.66%と、過去5年平均（5%台）を上回った。
経営体力があるうちにデジタルシフトに道筋をつける必要がある。
（平本信敬、四方雅之）
これは、新型コロナウイルスの感染拡大で各社が対面営業を自粛していた影響が出たためであり、金利の低下による外貨建て保険の販売減も響いたようです。
生保新契約18%減、コロナ禍の対面営業自粛で 20年度
（ 日本経済新聞 2021年6月8日 20:00 ）
生命保険協会が8日発表した2020年度の事業概況によると、加盟42社の国内の個人保険の新規契約数は前年度比18%減の1702万件だった。
新規契約高は11%減の44兆1290億円だった。
新型コロナウイルスの感染拡大で各社が対面営業を自粛していた影響が出た。
金利の低下による外貨建て保険の販売減も響いた。
大手生保、遅れるデジタル移行 新契約2年で4割減 対面営業自粛響く
（ 日本経済新聞 2021年5月26日 20:30 ）
新型コロナウイルスが日本の生命保険会社に対面頼みの営業モデルの限界をつきつけている。
大手生保4社の2021年3月期の新規契約の年換算保険料は8202億円とこの2年で4割強減り、10年ぶり低水準となった。
インターネット生保や海外勢はフィンテックを活用して契約をふやしており、大手生保は対面とデジタルをどう融合するかが課題になる。
日本生命保険、第一生命ホールディングス、明治安田生命保険、住友生命保険は15万人超の営業職員を抱え、顧客との関係性を強みとしてきた。
ところが、新型コロナの流行で対面営業ができず、21年3月期の新契約の年換算保険料は日本生命が25%減、第一生命が32%減と大幅減。
日生の朝日智司取締役専務執行役員は26日の会見で「見かけ以上に厳しい決算だった」と述べた。
好調さが目立ったのがネット専業生保だ。
ライフネット生命保険とアクサダイレクト生命保険の21年3月期の新規契約の年換算保険料は58億円と18%増え、22%減だった大手生保4社と対照的な結果となった。
外出自粛を余儀なくされた消費者がネット生保を選択するケースが増えたようだ。
海外では新型コロナウイルスが保険市場拡大の背中を押した面がある。
米生保会社審査情報センター（MIB）によると、米国の生命保険の申込件数は20年に、比較できる11年以降で最大の増加率となる前年比4%増を記録した。米オスカー・ヘルスなどインシュアテックと呼ばれる新興フィンテック勢が市場を開拓している。
世界のインシュアテック投資は年12%で成長しており20年は7700億円に達する。
三井住友海上火災保険が人工知能（AI）保険大手の米Hippo（ヒッポ）に360億円を投資するなど損保会社の同分野への投資は活発だが、営業利益率が2割ともいわれる国内大手生保の動きは鈍い。
各社はデジタルトランスフォーメーション（DX）で巻き返しを図る。
日生は20年6月、営業職員の端末にビジネス版のLINEを導入。
顧客のスマートフォンで提案書を受け取ったり、保険料を試算したりできる仕組みを取り入れた。
住友生命も21年1月から電話やビデオ会議サービス「Zoom（ズーム）」で提案してスマホから申し込み手続きを可能にした。
20年4～6月期に前年同期比48%減だった4社の新契約は21年1～3月期は1%減まで回復した。
もっとも、厳しい新契約状況がすぐに経営に影響するわけではない。
大手生保は長期的な契約の蓄積があり、新契約が少ない年でも一定の保険料が入る。
契約の残高は15兆円あり、すでにある契約分まであわせた保険料等収入は4社合計で6%減だ。
本業のもうけを示すグループ基礎利益は4社合計で前の期比0.9%減だった。
生保にとって明るい材料は資産運用環境の好転だ。
4社の資産運用収益は11%増の5.2兆円、含み益も17%増の28兆円となった。
日生は統計で遡れる1988年度以来の最高を記録した。
新資本規制をにらみ株式売却を進めた第一生命の国内株運用利回りは10.66%と、過去5年平均（5%台）を上回った。
経営体力があるうちにデジタルシフトに道筋をつける必要がある。
（平本信敬、四方雅之）
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この記事へのコメント
この辺納得ですね？
私も・・・・コロナに敏感なり最近、熱を上げて37.6位まで上がり
下手すると38度まで上がったかも？
実際、コロナと考え保健所に相談したら飲食店に行ってる様子も無く
緊急事態宣言地域、まん延防止地域に行った形跡が無く、かかりつけ医での処方も有り様子見る事になり・・薬飲んで翌日には、熱も下がり完治したので、掛かりつけ医院にお礼と報告の電話
インド変異とか色々言われてるから仕事にならず感染して後遺症残っても会社は責任無いから自己責任
我が家では保険業再開の折から兼業で始めたから今回廃業有っても
仕方ないと考えてる次第・・・コロナで迷惑困惑
やる気が無い・・根性論言われても感染したら大変
自粛と梗塞はどうにもならない
いつもコメントをありがとうございます。
対面営業をしているとまだまだ感染者が増加している中ではウイルス感染が心配ですよね！
まして発熱やのどに痛み、体の怠さなどがあると症状がウイルス感染と似ているために体調不良の人や医師が不安を持つことは仕方がないので不安だらけになってしまいますよね！"(-""-)"
ワクチン接種をしても変異型ウイルスには効きめがないと言われていますのでご注意下さいね(;´Д｀)
>がくがくダックさん
>
>コロナ禍の対面営業自粛・・・・・
>この辺納得ですね？
>私も・・・・コロナに敏感なり最近、熱を上げて37.6位まで上がり
>下手すると38度まで上がったかも？
>実際、コロナと考え保健所に相談したら飲食店に行ってる様子も無く
>緊急事態宣言地域、まん延防止地域に行った形跡が無く、かかりつけ医での処方も有り様子見る事になり・・薬飲んで翌日には、熱も下がり完治したので、掛かりつけ医院にお礼と報告の電話
>
>インド変異とか色々言われてるから仕事にならず感染して後遺症残っても会社は責任無いから自己責任
>
>我が家では保険業再開の折から兼業で始めたから今回廃業有っても
>仕方ないと考えてる次第・・・コロナで迷惑困惑
>やる気が無い・・根性論言われても感染したら大変
>自粛と梗塞はどうにもならない
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